祖母はタイムトラベラー

異世界転生反撃

現代の少女 沈茹荷(シェン・ルーホー) は、 ある日突然、時空の裂け目に飲み込まれ、古代へと転生する。 持ち前の知識と才覚で商売を成功させ、 やがて国を支える大富豪となった彼女は、 武勇に優れた 賀仕杰(ホー・シージエ) と出会い、 彼を助けて「鎮国公」へと押し上げた。 やがて二人には孫娘 賀冬満(ホー・ドンマン) が生まれ、 茹荷は彼女に“男女平等”“一夫一妻”といった現代の思想を教え込む。 だがその穏やかな日々は、ある知らせによって崩れ去る——。 「国公が、妾を迎えるそうです。」 新しく屋敷に入ったのは、野心に満ちた柳如煙(リウ・ルーイエン)。 彼女は主婦の座を狙い、家中を混乱に陥れる。 茹荷は騒ぎに動じず、私財をすべて孫娘に託し、 「男のために死ぬな。自分の道を歩め。」と言い残して現代へ帰る。 再び十八歳の身体で目覚めた茹荷の隣には、 社長の父、優しい母、そして誠実な婚約者がいた——。 一方、古代の賀家は茹荷の不在で崩壊寸前。 冬満は祖母の教えを胸に、裏切りや権謀を痛快に打ち砕く。 やがて二人は再会し、 時を越えた“祖母と孫娘”は同い年の“姉妹”として、 現代で自由に笑い合うのだった。

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